実家に帰らせて頂いています

色々ひと段落してやっと夏休みの大学生らしくなった僕は来る日も来る日も家で寝る生活を送り、あ、よくないな、と思ったので来る日も来る日も酒ばかり飲む生活を送り、あ、よくないな、と思ったので実家に帰ってきました。

実家に帰ったからといって別にやる事もないし、妹が買った漫画を読みました。別にやる事もないのでご報告してみます。オノナツメさんの「not simple」という漫画とイタリア語のよくわかんない題名の「5番目の部屋がどうの」みたいな漫画を読みました。

前者は結構悲しいお話で後者はとっても暖かいお話で極端だけど、どっちも面白かったです。絵柄がやる気あんのかってくらいシンプルだけどキャラクターは皆魅力的です。あとなんか基本的にいい人ばっかりだし、悪い人が出てもなんか100パーの悪い人は出てこない。なんか雰囲気が絵本みたいだなーと思った。あとねー、うんとねー、ストーリーがちょうおもしろくてサラッとしつつもしっかりしてるみたいななんかそういうのがすごくてちょうおもしろかった。

妹の他の漫画はもう変なうんこみたいな漫画しかなかったのであとはリアルを読みました。バガボンドとかそういう他の活動どうでもいいからリアルをあと1年以内に20巻くらいまで書いてほしい。野宮の「あとーんす!」が気に入ったので日常生活に積極的に取り入れていきたい。生きるって大変だなーと思った。野宮は「クソみたいな今の瞬間をしっかり生きる事がいつか見える俺の道に繋がるんや」ってゆっていて、すげーなーそうかー、と珍しく納得したんだけど、そういうなんか根本的な生きるパワーみたいなもの、前進する、前進したいという意思がちぃとも湧いてこないのだね。僕は。

僕は思うんだよね。真実と現実ってとっても矛盾している。世間一般の人って自分の本心をすごく偽っていて、それに自分でも気づいていない。何故ならそれは世間で正しいとされているからね。それってもはや人間社会に生きる者としては真実と呼べるものだけど、でも本当の所の真実とは矛盾するものなんだ。

そういう事がたくさんあり過ぎて、日を追うごとにまた見えてきて、なんかとても疲れる。

例えば今までなんてことなく言ってきた自分の言葉に自分で嘘だと気づいた時。その嘘を嘘だと解りながらこれからも言い続ける事って僕にはとても苦痛だ。少なくともすごく勇気がいる。

現実の世界にいるためにはたくさん必要な嘘があるのだ。でもその嘘が体中に付着していると気づいた時、僕はそれを潔癖症みたいに払い落とす事を始めたんです。その時はそのほうが絶対いい人間になると思っていたけど、今はもうわかんないなあ。でも僕はただ真実が何かを知りたかっただけなんだ。