21歳のアダルト

ここ数日か数週間か曖昧だけれども、夜寝ようとしても全然寝られない。そんでこのくらいの時間になって空が明るみ始める頃にようやく眠くなって寝るのだけれど、そうすると大体小学生が下校する頃まで寝てる。それは僕の住んでいるハンパなボロ部屋が寒すぎて、午前中に目覚めても布団から出たら死ぬ危険があるな、と判断せざるを得ない事情もありますが、そういう怠惰、無気力も含めてトータルに生活が破綻しているからです。
大学に入った頃の僕は今よりもうちょっとマシだったんですけどね。当時は思想的にも結構エレファントカシマシ宮本浩次に傾倒していて、そういう駄目な己を打ち破る反骨精神、克己心というものを持っていた、という程ではないにしろ持とうとする気概があった。意気込みがあった。
でも今は全然無い。っていうのはなんとなれば、元々の僕というものがそういう嫌な事、面倒な事、やりたくない事を人一倍出来ない根性なしだからである。かつて頑張っていた自分というのは頑張れない自分への嫌悪感をわりと結構持っていたからであり、逆転の発想的に根性を見せていたのだけれど、3年弱の月日は少年の心に現実の酸いや甘いを刻み込み、今や頑張れない自分をわりと結構受け入れてしまっている体たらくである。
こういうのは甘えでありとってもよくないからすぐに止めたほうがいい、よしやめよう、って一念発起する気にどうもなれないのは、一念発起して挫折した末に今の自分がいるからだ。つきまとう無気力、脱力感。最早完全にニートのタレントが開花してしまっている。
こういう人間になるぞ、こういう人間にはならないぞ、といったまだ顕在化していなかった自分への希望が、蓋を開けてみれば全く希望とは対局のものばかりで大変残念な結果でした。極めて遺憾に思います。てって、希望を打ち砕かれて現実を知って人は大人になるんだな、なんて月並みな事を思う大人にはなりたくなかった少年の頃の自分。現在の自分、大変大人になってしまいまして誠に遺憾に思います。これから益々大人になる事が予想されて脱力感。気がつけば僕は毛布にくるまって毎日ぶるぶる震えている立派な成人男性でした。君が思ったほど僕は立派ではありませんでしたよ。メンゴ。