へろへろの私、人生を打ち捨てて

現代冷凍都市に住む妄想人類諸君の考案した大変たわけた制度にテストというものがありますね。テストというのは主にちょこざいな教育者の皆々様が私達学生に課すしちめんどくさい問題の事で、権力を所有する先生の方が「どう? この問題解る? 解らないお前は落第という形にして社会的に馬鹿にする、何故なら俺は先生で偉いから。立派だから」などと嘯く極めて陰湿で残忍な行為であります。
僕はそんな理不尽な事は認めない。そんなものは僕の正義によって断固粉砕する、と息巻いて授業の一切を拒絶、サークルに引き篭もってドラムスをべちべちやっていたら社会から粉砕されそうになっていました。いわゆる一つの自業自得。
しかし僕は負けません。僕はロックンロールの精神に基づき、決して権力には屈せず己の自由を貫き通す。単位上等。大学ぶっ潰す。
具体的には明日のテストに一切の準備をしないで挑み、全ての試験問題に適当ぶちかまして悠々と帰宅します。そしてその一日の事を記憶から抹消してドラムスに専念する。これを専門用語で現実逃避と言います。覚えておく様に。試験に出るよ。とか。