感情の共有

感情を共有するのは楽しい。中村航の本を読んでいたら「仲良しは世界三大美徳の一つだ」という表現があったけれど、仲良しというのは感情を共有する事なのかなと思った。
例えば「昨日のあのテレビ見たー?」「見た見たー、ちょうウケるよねー」とか「あの時のアイツが面白かったんだよなー」「そうそう、ちょうウケたよなー」という様な内容が無かったり何度と繰り返された思い出話が楽しいのは、そこに感情の共有があるからだ。感情の共有は親近感を高め、コミュニケーションの潤滑油となる。それって仲良しって事じゃないだろうか。
また、思い返してみると感情を共有出来なかった人間関係というのはあんまり上手くいったためしがない。個人対個人でいっても団体の中における自分でいっても、感情の共有が上手くいかないとその人間関係も上手く流れていかないのだ。
今僕が抱える無気力や退屈は案外そんなところに原因があるのかもなあ、という感情を共有してくれる人もいない。さびしい。